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2025.07

顧客に聞かれて“詰む”質問10選と、売れる営業・ダメな営業の回答例

    はじめに

    BtoB営業の現場では、買い手からの何気ない質問が、実は「見極め」の瞬間だったりします。ここでは営業が詰まりやすい10の質問に対し、“売れる営業”と“ダメな営業”の回答パターンを比較して紹介します。言い回しの違いが、受注率を大きく分けます。

    1. 「御社と競合の違いって何ですか?」

    🔍 なぜこの質問が重要か?

    この質問は、顧客が「違いが明確でないなら安い方を選ぶ」という合理的な判断を下す前に、独自性・優位性を見極めようとする場面です。

    • ダメな営業:「機能はうちの方が多いです」

    • 売れる営業:「他社との違いは、“導入後の使われ方”まで支援して、定着率95%を出せている点です。機能だけでなく、成果を出すための運用支援が違います」

    ✅ 営業として意識すべきこと

    競合との機能比較ではなく、「価値提供の姿勢」や「成功体験の再現性」で違いを語ることがカギです。

    2. 「導入効果はどのくらい出ますか?数字で示せますか?」

    🔍 なぜこの質問が重要か?

    顧客は“費用対効果”を合理的に評価しようとしています。根拠ある数字がなければ、信頼を得ることは難しいです。

    • ❌ 「効果は出ます!他社も満足してます」

    • ✅ 「◯◯業界で導入した企業様では、◯ヶ月でリード数が約1.7倍、商談数が40%増加しています。御社に置き換えると、年間◯件の商談増が見込めます」

    ✅ 営業として意識すべきこと

    実績を汎用的に語るのではなく、「業界別・課題別に試算できる引き出し」を複数持つことが重要です。

    3. 「自社の業界でも成果が出る事例はありますか?」

    🔍 なぜこの質問が重要か?

    買い手は「自社の特殊性に対応できるのか?」を見極めようとしています。

    • ❌ 「業界問わず使えます!」

    • ✅ 「同じ製造業で、部品調達をDX化したA社様では、導入後に工数が20%削減されました。御社にも近しい構造があります」

    ✅ 営業として意識すべきこと

    業界構造や用語に対する理解と、それに紐づいたカスタマイズ性や汎用性を示す姿勢が評価されます。

    4. 「その機能、本当に必要なんですか?」

    🔍 なぜこの質問が重要か?

    顧客が「機能の目的や実用性」を疑問視している状態。無駄なコストと見なされるリスクがあります。

    • ❌ 「皆さん使われてます」

    • ✅ 「実はその機能、全体の30%しか使っていませんが、“見積→受注”の転換率が40%上がった企業もあります。特に◯◯な課題がある企業には必須です」

    ✅ 営業として意識すべきこと

    「多数派=正解」ではなく、「この機能が生む効果」から逆算して説明できることが信頼の鍵になります。

    5. 「うまくいかなかった事例ってありますか?」

    🔍 なぜこの質問が重要か?

    成功事例だけでなく“リスクへの備え”があるかを見られている質問です。

    • ❌ 「特にないですね…」

    • ✅ 「はい、業界理解が浅いまま導入されたケースでは成果が出ませんでした。現在は“導入前ヒアリング”を徹底して、同じ失敗は繰り返さないようにしています」

    ✅ 営業として意識すべきこと

    失敗も包み隠さず伝え、そこから得た学び・再発防止策を語れる営業は、逆に「信頼できる」と評価されます。

    6. 「初期費用ってなぜ必要なんですか?」

    🔍 なぜこの質問が重要か?

    価格の根拠が弱いと“値引き前提”で話が進んでしまいます。

    • ❌ 「システム構築費用なので…」

    • ✅ 「初期費用は“成功確率を最大化するための設計費”です。3回のキックオフワークショップで、導入後すぐ動ける体制を作ります」

    ✅ 営業として意識すべきこと

    “何に対する投資か”を具体的に語れるようにする。価格ではなく価値の話に転換するのがポイントです。

    7. 「他の領域のシステムと何が違うんですか?」

    🔍 なぜこの質問が重要か?

    顧客が「システム疲れ」や「重複投資」を避けたいと思っているときの確認質問です。

    • ❌ 「うちはもっと簡単です」

    • ✅ 「SFAが“営業の記録”、MAが“リードの育成”だとすれば、我々は“情報を顧客に届けるハブ”に特化しています」

    ✅ 営業として意識すべきこと

    比較ではなく“役割の補完関係”で語れると、既存ツールとの併用イメージを持ってもらいやすくなります。

    8. 「ROIって言うけど、どうやって試算してるの?」

    🔍 なぜこの質問が重要か?

    ロジックや前提が曖昧なままのROIは“営業トーク”と判断されます。

    • ❌ 「だいたいこのくらいです」

    • ✅ 「3つの変数(◯◯、◯◯、◯◯)をもとに、御社の現状KPIにあてはめて計算しています」

    ✅ 営業として意識すべきこと

    「前提→仮説→変化値」を透明に示せる営業は、信用されやすくなります。試算ロジックを明文化しておくと強いです。

    9. 「このプロジェクト、誰が責任持ってくれるんですか?」

    🔍 なぜこの質問が重要か?

    導入後の失敗が顧客担当者のリスクになるため、責任体制が重要視されます。

    • ❌ 「営業とCSで見ていきます」

    • ✅ 「カスタマーサクセス責任者が専任で担当し、週1で定例MTGを組みながら進捗を見ていきます」

    ✅ 営業として意識すべきこと

    “誰が・どういう体制で・どこまで支援するか”を明確に言語化できることが信頼獲得の第一歩です。

    10. 「これって結局、“Nice to Have”なんじゃないの?」

    🔍 なぜこの質問が重要か?

    本質的な必要性が伝わっていない時に出る“失注予告”とも言える質問です。

    • ❌ 「そんなことないです!」

    • ✅ 「“Nice to Have”と判断されるのは、“成果に直結する場面”がイメージできない時です。◯◯の場面で使われると、定量効果がこう変わります──」

    ✅ 営業として意識すべきこと

    “導入しないリスク”を言語化して、顧客の緊急性と納得感を高める必要があります。

    まとめ

    売れる営業は、「質問の背後にある不安・疑念」にまず共感しつつ、その真因を解像度高く受け止め、納得感ある“言葉のロジック”で返します。これらの受け答え例を自分の言葉に落とし込み、事前に準備しておくことで、商談の勝率は大きく変わります。

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