PREP法の例文集|提案・報告・メール・1分プレゼンでそのまま使える型

PREP法の例文は、「Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(具体例)→ Point(結論)」の4つを1つの流れにつなげたものです。結論から言えば、場面別の例文を型として持っておき、自社の内容を当てはめるのが最短の習得法です。この記事では、営業提案・社内報告・メール・1分プレゼン・面接など、場面別のPREP例文をそのまま使える形で紹介します。
PREP法そのものの意味や作り方はPREP法とは?4要素の意味・使い方で解説しています。本記事は「そのまま使える例文」に特化した実用集です。
この記事で分かることは次の3点です。
場面別のPREP法 例文(提案・報告・メール・プレゼン・面接)
自社の内容を当てはめる穴埋めテンプレート
PREP法でやりがちなNG例と改善
1. PREP法の穴埋めテンプレート
まず、どんな内容にも使える基本の型です。空欄を埋めるだけでPREPの文章が完成します。
結論(P):私は【 主張・結論 】だと考えます。 理由(R):なぜなら、【 理由 】だからです。 具体例(E):たとえば、【 事例・データ・体験 】があります。 結論(P):ですので、【 主張・結論(再) 】です。
このテンプレートの要点は、最初と最後を同じ結論で挟むことです。冒頭で方向を示し、末尾で念押しすることで、要点が確実に伝わります。
なお、最初の結論(P)と最後の結論(P)は、まったく同じ言葉である必要はありません。最後は「ですので、◯◯をおすすめします」のように、理由と具体例を踏まえた一段強い言い切りにすると、締まりが良くなります。慣れないうちは、まず結論(P)だけを先に一文で書き出し、そこから理由・具体例を足していくと、組み立てやすくなります。
2. 場面別のPREP法 例文
例文①:営業提案
「御社には、資料の閲覧を可視化できるツールの導入をおすすめします(P)。理由は、送った提案が社内でどう検討されているかが見えず、フォローが後手に回っているからです(R)。実際、同業のA社では導入後に商談化率が向上しました(E)。ですので、まずこのツールで"見えない検討"を可視化することをご提案します(P)。」
提案の中身(価値)を組み立てる際は、FABE話法と組み合わせるとさらに説得力が増します。
例文②:上司への報告
「A社の案件は、受注確度が上がっています(P)。理由は、先方の決裁者が提案資料を閲覧し、前向きな反応があったためです(R)。具体的には、料金ページと事例を複数回見ており、社内共有も進んでいます(E)。ですので、来週の再提案で受注が見込めます(P)。」
結論から報告することで、上司が状況を即座に把握でき、判断が速くなります。
例文③:メールでの提案
「先日の件、御社には◯◯プランが最適だと考えます(P)。貴社の△△という課題に直結するためです(R)。同様の課題をお持ちだったB社でも成果が出ています(E)。詳細は添付資料にまとめましたので、ぜひご検討ください(P)。」
メールは冒頭に結論を置くことで、忙しい相手にも要点が届きます。
例文④:1分プレゼン・自己紹介
「私たちは、営業の"見えない社内検討"を可視化するサービスを提供しています(P)。BtoBの購買は複数人・非同期で進み、営業から見えなくなっているからです(R)。実際、多くの企業が"検討します"の後に案件を見失っています(E)。私たちは、その死角をデータで見えるようにします(P)。」
短い時間で印象を残すには、結論ファーストのPREPが特に有効です。
例文⑤:面接・質疑応答
「私の強みは、課題を構造化して整理する力です(P)。複雑な状況でも要点を切り分けて考える習慣があるためです(R)。前職では、停滞していた案件の原因を5つに分類し、優先度をつけて改善しました(E)。この整理する力を、御社でも活かせると考えています(P)。」
例文⑥:商談の切り出し・電話
「本日は、御社の営業フォローを効率化するご提案でお時間をいただきました(P)。というのも、多くの企業で"送った資料が読まれたか分からない"という課題があるためです(R)。実際、御社と近い規模のC社でも同じお悩みがありました(E)。その解決策を15分でご説明します(P)。」
冒頭で「何の話か・なぜ聞く価値があるか」を結論から伝えると、相手が続きを聞く姿勢になります。相手の課題を引き出すヒアリングに移る前の"つかみ"として有効です。課題を掘り下げる質問技法はSPIN話法とは?4つの質問タイプと具体例を参照してください。
例文⑦:依頼・お願いをする
「この案件、来週までに比較資料を用意いただけないでしょうか(P)。先方の決裁会議が来週後半にあり、それまでに揃える必要があるためです(R)。前回、資料が間に合わず次回に見送られたケースがありました(E)。ですので、来週前半までにご協力をお願いします(P)。」
依頼も、結論(お願いの内容)と理由(なぜ必要か)を先に示すと、相手が動きやすくなります。「なぜそれが必要か」が伝わることで、単なる指示ではなく納得を伴う依頼になります。
4. PREP法を会話で自然に使うコツ
例文を棒読みすると不自然になります。会話でPREPを活かすコツを3つ紹介します。
第一に、接続詞を味方にすること。「結論から言うと」「理由は」「たとえば」「ですので」という言葉を挟むだけで、聞き手は話の構造を追いやすくなります。
第二に、具体例を"相手に近いもの"にすること。同じPREPでも、相手と業種・規模が近い事例を挙げると、「自分ごと」として響きます。汎用的な例より、相手に寄せた例が効きます。
第三に、双方向を意識すること。一方的にPREPで話し切るのではなく、結論を述べた後に「このあたり、いかがでしょうか?」と相手の反応を確かめると、対話になります。提案を一方通行にしないことが、商談では重要です。提案を相手に届け、反応を見て次につなげる流れは提案書の書き方や営業のクロージングとは?も参考になります。
3. PREP法のNG例と改善
PREP法を使うとき、次のパターンに注意すると精度が上がります。
NG例 | 何が問題か | 改善 |
|---|---|---|
結論が長い・曖昧 | 最初の要点がぼやける | 結論は一文で言い切る |
理由が結論と噛み合わない | 論理が通らない | 「なぜなら」で自然につながるか確認 |
具体例がない | 説得力が出ない | 事例・数字・体験を1つ入れる |
最後の結論を省く | 印象が薄れる | 必ず結論で締める |
特に多いのが「結論が長い・曖昧」なパターンです。PREP法の効果は、冒頭の結論の明快さで決まります。「一番言いたいことを一文で」を徹底するだけで、伝わり方が大きく変わります。
このように「PREPで組み立てた提案が、相手にどこまで届いたか」を確認したい場面で役立つのが、AI搭載のデジタルセールスルーム『コレタ for Sales』です。提案資料をオンラインで共有し、買い手がどの部分を見たかを可視化できるため、伝え方の改善に活かせます。→ コレタ for Sales の詳細はこちら
PREP法を報告・提案の共通フォーマットとしてチームで型化する方法はセールスイネーブルメントの型化で解説しています。
まとめ
PREP法の例文は「結論→理由→具体例→結論」を1つの流れにしたもの
場面別(提案・報告・メール・プレゼン・面接)に型を持っておくと即使える
穴埋めテンプレートで、自社の内容を当てはめるのが最短
NGは「結論が長い・曖昧」「具体例がない」「最後の結論を省く」
PREP法の例文は、型を1つ覚えれば、あらゆる伝達場面に応用できます。まずは次の報告や提案を、この型に当てはめてみてください。→ コレタ for Sales の詳細はこちら
PREP法の基本はPREP法とは?4要素の意味・使い方、提案の価値を伝える型はFABE話法とは?、営業フレームワーク全体は営業フレームワーク・話法12選をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. PREP法の例文はどう作ればいいですか? A. 穴埋めテンプレートを使うのが最短です。「【結論】だと考えます。なぜなら【理由】だからです。たとえば【具体例】があります。ですので【結論】です」という型に、自社の内容を当てはめます。最初と最後を同じ結論で挟むことがポイントで、これだけで要点が確実に伝わります。
Q2. PREP法のテンプレートはありますか? A. あります。「結論(P)→ 理由(R:なぜなら〜)→ 具体例(E:たとえば〜)→ 結論(P:ですので〜)」という穴埋め式です。提案・報告・メールなど、どの場面でもこの型に当てはめれば、結論から分かりやすく伝えられます。場面別の例文を参考に調整して使います。
Q3. 営業提案でのPREP法の例文を教えてください。 A. 「御社には◯◯をおすすめします(P)。△△という課題に直結するためです(R)。同業のA社でも成果が出ています(E)。ですので◯◯が最適です(P)」という形です。提案の中身(価値)を組み立てる際は、FABE話法(特徴→優位性→利益→証拠)と組み合わせると、さらに説得力が増します。
Q4. メールでPREP法を使うコツは? A. 冒頭に結論を置くことです。「御社には◯◯が最適だと考えます」と先に結論を書き、続けて理由・具体例を簡潔に述べ、最後に「ぜひご検討ください」と締めます。忙しい相手は本文を最後まで読まないことも多いため、最初の一文で要点が伝わる構成が効果的です。
Q5. PREP法で1分プレゼンをする方法は? A. 4要素を各15秒程度で組み立てます。最初に結論を一文で述べ(P)、なぜそう言えるかを短く(R)、印象に残る具体例を1つ(E)、最後にもう一度結論(P)です。短い時間で印象を残すには、結論ファーストのPREPが特に有効です。詰め込みすぎず、要素を絞るのがコツです。
Q6. PREP法の例文どおりに話しても、うまく伝わりません。なぜですか? A. 冒頭の結論が長い・曖昧になっている可能性があります。PREP法の効果は、最初の結論の明快さで決まります。「一番言いたいことを一文で言い切る」を徹底してください。また、理由と結論が噛み合っているか、「なぜなら」で自然につながるかも確認すると、論理が通って伝わりやすくなります。

