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2026.06

インサイドセールスとは?役割・KPI・立ち上げ手順を徹底解説【2026年版】 

    インサイドセールス(Inside Sales)とは、電話・メール・オンライン商談などを活用し、訪問せずに非対面で行う営業活動のことです。見込み客の育成からアポイント獲得、商談までを担い、訪問型の「フィールドセールス」と分業することで、営業組織全体の生産性を高めます。

    買い手の購買行動が大きく変わるなか、インサイドセールスの重要性は増しています。コレタの営業電話の実態調査では約3人に2人(67.2%)が営業電話に出ない・折り返さないと回答しており、単なる架電量ではなく、非対面でいかに見込み客と関係を築くかが問われています。

    この記事でわかること:

    • インサイドセールスとは何か、フィールドセールスとの違い

    • 代表的な役割(SDR/BDR)と追うべきKPI

    • 立ち上げ5ステップ・組織体制・必要なツール・失敗の回避策

    1. インサイドセールスとは?

    定義

    インサイドセールスとは、電話・メール・オンライン会議などを使い、非対面(内勤)で行う営業活動の総称です。マーケティングが獲得したリードを引き継ぎ、見込み客を育成(ナーチャリング)しながら、商談化・受注へとつなげます。

    近年は単なる「テレアポ部隊」ではなく、データに基づいて見込み客とコミュニケーションを設計する戦略的な役割へと進化しています。

    フィールドセールスとの違い

    項目

    インサイドセールス

    フィールドセールス

    活動形態

    非対面(電話・メール・オンライン)

    対面・訪問が中心

    主な役割

    リード育成・商談化

    商談・クロージング

    強み

    多数の見込み客に効率的に接触

    関係構築・複雑な提案

    KGI/KPI

    商談創出数・有効商談率

    受注数・受注額

    多くの組織では、インサイドセールスが商談を創出し、フィールドセールスがクロージングを担う分業モデルを採用します。両者の連携設計が、成果を左右します。

    IS・FSの引き渡し基準(SLA)と連携設計の詳細は、ISとフィールドセールスの連携設計|SLAと引き渡し基準の作り方で解説しています。

    2. インサイドセールスの2つの型:SDRとBDR

    インサイドセールスは、対象とアプローチによって大きく2つに分かれます。

    • SDR(Sales Development Representative/反響型):マーケティング経由で獲得したリード(問い合わせ・資料請求など)に対応する「反響型」。スピーディな初動が成果を左右します。

    • BDR(Business Development Representative/新規開拓型):こちらからターゲット企業にアプローチする「新規開拓型」。重要顧客(エンタープライズ)向けに戦略的に行います。

    自社のリード獲得状況に応じて、SDR中心かBDR中心かを設計します。

    SDRとBDRの違い・KPI・使い分けの詳細は、SDRとBDRの違いとは?役割・KPI・使い分けで解説しています。

    3. インサイドセールスの代表的なKPI

    インサイドセールスは活動が定量化しやすく、KPI管理が成果に直結します。代表的な指標を整理します。

    KPI

    意味

    補足

    架電数・接触数

    行動量

    量だけを追うと疲弊するため質と併せて見る

    有効会話数

    担当者と話せた数

    接触の質を示す

    商談創出数(アポ数)

    商談化した件数

    インサイドセールスの主要成果

    有効商談率

    商談のうち受注見込みの割合

    フィールドセールスとの連携で評価

    受注貢献額

    創出商談からの受注額

    最終的な事業貢献

    KPIの設計と運用は奥が深いため、インサイドセールスのKPI設計で詳しく解説しています。あわせてセールスパイプライン管理の視点を持つと、商談化以降の歩留まりまで見渡せます。

    4. インサイドセールスの立ち上げ5ステップ

    インサイドセールスは「人を採用して電話をかけ始める」だけでは機能しません。次の5ステップで立ち上げると成果が出やすくなります。

    ステップ1:目的とKGIを定義する

    「商談数を増やす」のか「受注額に貢献する」のか、まず目的を明確にします。目的によってSDR型かBDR型か、追うKPIも変わります。

    ステップ2:対象リードと役割分担を決める

    マーケティング・フィールドセールスとの境界を決めます。「どの状態のリードをインサイドセールスが担当し、どの基準でフィールドセールスへ渡すか」のルール(SLA)を明文化します。

    ステップ3:トークとコンテンツを整備する

    スクリプト、メールテンプレート、共有用の資料を用意します。買い手は非対面でも「自分に必要な情報」を求めるため、一方的な売り込みではなく検討を支援する内容が有効です。

    トークスクリプトの構成・例文・改善方法は、インサイドセールスのトークスクリプトの作り方で解説しています。

    ステップ4:ツールを導入し、データ基盤を整える

    SFA/CRM、MA、オンライン商談ツール、そして資料の閲覧状況を可視化するデジタルセールスルームなどを整備します(詳細は次章)。

    ステップ5:KPIをモニタリングし改善を回す

    週次でKPIをレビューし、トーク・コンテンツ・リード基準を継続的に改善します。属人化を防ぐ型化の考え方はセールスイネーブルメントの型化が参考になります。

    より詳しい立ち上げの進め方(30-60-90日プラン・採用と組織設計・KPI設計)は、インサイドセールスの立ち上げ手順【実践版】で解説しています。

    5. インサイドセールスに必要なツール

    ツール

    役割

    SFA/CRM

    案件・顧客情報の一元管理

    MA(マーケティングオートメーション)

    見込み客の育成・スコアリング

    オンライン商談ツール

    非対面での商談実施

    デジタルセールスルーム(DSR)

    資料の一元共有+閲覧ログの可視化

    特にDSRは、非対面営業と相性が良いツールです。送った資料が「誰に・どこまで見られたか」を把握でき、電話に頼らず買い手の関心を捉えられます。仕組みはデジタルセールスルーム(DSR)とは、電話に依存しない接点づくりは電話営業とDSRの関係で解説しています。

    このような非対面営業を支えるソリューションとして、AI搭載のデジタルセールスルーム「コレタ for Sales」があります。資料の閲覧ログ可視化・商談の自動要約・SFA連携により、インサイドセールスの「見えない検討」をデータで把握できます。

    6. インサイドセールスでよくある失敗と対策

    • 架電数だけを追って疲弊する → 行動量だけでなく「有効会話数」「商談創出数」など質のKPIを併用する。

    • フィールドセールスとの連携不全 → リードの引き渡し基準(SLA)を明文化し、双方でレビューする。

    • 一方的な売り込みになる → 買い手の検討を支援する情報提供に切り替える。AI活用はAI営業とはも参照。

    • データが分断している → SFA/CRMとツールを連携し、活動データを自動で蓄積する(データドリブン営業とは)。

    7. まとめ

    • インサイドセールスとは、非対面で見込み客を育成・商談化する営業活動

    • フィールドセールスと分業し、IS=商談創出、FS=クロージングという役割分担が一般的

    • 型は反響型のSDRと新規開拓型のBDRに分かれ、自社のリード状況で設計する

    • KPIは行動量だけでなく「有効会話数」「商談創出数」など質の指標を併用する

    • 立ち上げは、目的定義→役割分担→コンテンツ整備→ツール導入→KPI改善の5ステップ

    買い手の67.2%が営業電話に出ない時代、インサイドセールスの価値は「架電量」ではなく「非対面でいかに検討を支援できるか」にシフトしています。まずは目的とKPIの定義から始めましょう。

    よくある質問(FAQ)

    Q1. インサイドセールスとは何ですか?

    A: インサイドセールスとは、電話・メール・オンライン会議などを使い、訪問せずに非対面で行う営業活動です。マーケティングが獲得したリードを育成し、商談化・受注へつなげる役割を担います。近年は単なるテレアポではなく、データに基づき見込み客とのコミュニケーションを設計する戦略的な役割へ進化しています。

    Q2. インサイドセールスとフィールドセールスの違いは何ですか?

    A: インサイドセールスは非対面でリード育成・商談化を担い、フィールドセールスは対面・訪問でクロージングを担います。多くの組織では、IS=商談創出、FS=受注という分業モデルを採用し、両者の連携で成果を高めます。

    Q3. インサイドセールスのKPIは何を設定すればいいですか?

    A: 架電数・接触数といった行動量に加え、有効会話数、商談創出数(アポ数)、有効商談率、受注貢献額などを設定します。行動量だけを追うと疲弊するため、質のKPIと併用するのがポイントです。詳しくはインサイドセールスのKPI設計の記事をご覧ください。

    Q4. インサイドセールスの立ち上げ手順は?

    A: ①目的とKGIの定義→②対象リードと役割分担(SLA)の設定→③トーク・コンテンツの整備→④ツール導入とデータ基盤の整備→⑤KPIのモニタリングと改善、の5ステップで進めると失敗を避けられます。

    Q5. SDRとBDRの違いは何ですか?

    A: SDR(反響型)はマーケティング経由のリードに対応する役割、BDR(新規開拓型)はこちらからターゲット企業にアプローチする役割です。自社のリード獲得状況に応じて、どちらを中心に据えるかを設計します。

    Q6. 中小企業でもインサイドセールスは導入できますか?

    A: はい。少人数でも、非対面で効率的に多くの見込み客と接触できるインサイドセールスは有効です。まずは1〜2名で反響型(SDR)から始め、KPIと型を整えながら拡大するのが現実的です。


    🌟 インサイドセールスを強化したい方へ

    コレタ for Salesは、資料の閲覧ログ可視化・商談の自動要約・SFA連携を一体で提供するAI搭載のデジタルセールスルームです。非対面営業で見えにくい「買い手の検討状況」をデータで把握し、電話に頼らない商談創出を支援します。

    最終更新: 2026年6月 | デジタルセールスナビ編集部

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