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2026.09

AIで営業資料を作る方法|生成AI・プロンプト活用と失敗しない使い方【2026】

    AIで営業資料を作るとは、生成AI(ChatGPT等)を使って、構成案や文章の作成を効率化することです。結論から言えば、AIは営業資料作成の「たたき台」を高速に作れますが、AIだけで受注につながる資料は作れません。自社ならではの強みや実際の導入事例の数字といった一次情報は、AIには作れないからです。正しい使い方は、AIでたたき台を素早く作り、そこに自社独自の情報を載せるという分業です。この記事では、AIで営業資料を作る具体的な方法・プロンプト例・注意点を解説します。

    この記事で分かることは次の3点です。

    • AIが営業資料作成で役立つ場面と、プロンプトの例

    • AIに任せてはいけない部分(一次情報の重要性)

    • AIで作った資料を、閲覧データで磨く方法

    営業資料全体の作り方は営業資料とは?種類・作り方、営業全般のAI活用はAI営業とは?活用法で解説しています。


    1. AIが営業資料作成で役立つ場面

    生成AIは、営業資料づくりの中でも特定の作業を大きく効率化します。

    • 構成案の作成:「課題・解決策・事例」といった骨子を、たたき台として素早く出す。

    • 文章の作成・要約:長い説明を、スライド向けの簡潔な言葉に整える。

    • 表現の言い換え:同じ内容を、経営層向け・現場向けなど相手に合わせて言い換える。

    • キャッチコピーの案出し:見出しやタイトルの候補を複数出す。

    • 想定質問の洗い出し:買い手から出そうな質問を列挙し、資料に反映する。

    これらに共通するのは、「ゼロから考える時間」を短縮するという価値です。白紙から書き始めるより、AIのたたき台を修正するほうが、圧倒的に速く進みます。特に、資料作成に慣れていない担当者ほど、最初の一歩でつまずきがちです。AIがたたき台を出してくれるだけで、着手のハードルが下がり、資料の質のばらつきも小さくなります。組織全体の資料作成スピードを底上げする効果も期待できます。


    2. 営業資料を作るプロンプトの例

    生成AIに営業資料の骨子を作ってもらうには、目的・相手・情報を具体的に指示します。次はプロンプトの例です。

    「BtoB向けの〇〇というサービスの、サービス紹介資料の構成案を作ってください。想定読者は中堅企業の情報システム部の担当者です。『課題提起→課題の背景→解決策→機能→導入事例→料金→次のアクション』の流れで、各スライドのタイトルと入れるべき要点を箇条書きで出してください。」

    ポイントは、構成の型(流れ)を指定することです。型を指定しないと、AISは機能の羅列から始めがちです。「課題提起から始める」と明示することで、受注につながる構成のたたき台が得られます。この課題起点の考え方は営業資料とは?種類・作り方、商談で課題を引き出す方法は営業のヒアリングとは?聞くべき項目で解説しています。

    文章を整える場合は、「この説明を、スライド1枚に収まる40字以内の見出しと、3点の箇条書きにしてください」のように、出力形式まで指定すると、そのまま使いやすくなります。


    3. AIに任せてはいけない部分

    AIは万能ではありません。むしろ、営業資料で最も重要な部分は、AIには作れません。

    • 自社ならではの強み:AIは一般論しか書けません。他社との本当の違いは、自社にしか分かりません。

    • 実際の導入事例の数字:「導入企業で〇〇%改善」といった実績は、事実であり、AIが作ってはいけない情報です。

    • 顧客の生の声:実際の顧客がどう感じたかは、ヒアリングでしか得られない一次情報です。

    これらをAIに作らせると、内容が一般的で、どこかで見たような資料になります。買い手が知りたいのは「あなたの会社だから得られる価値」です。それは一次情報でしか伝えられません。AIでたたき台を作り、そこに自社の一次情報を載せる——この分業が、AIを使いこなす鍵です。

    なお、AIが生成した内容には事実誤りが含まれることがあります。数字や固有名詞は、必ず人が事実確認してから資料に載せます。特に、機密情報や未公開の顧客名・数値を生成AIに入力することは、情報漏えいのリスクがあります。社内の利用ルールを確認し、入力してよい情報の範囲を決めておくことも重要です。AIはあくまで「一般的なたたき台を作る道具」と位置づけ、機密性の高い一次情報は人の手で扱うのが安全です。


    4. すぐ使えるプロンプト例【場面別】

    構成案以外にも、AIは資料づくりの各場面で使えます。そのまま使えるプロンプト例を紹介します。

    • キャッチコピーを作る:「このサービスの魅力を、BtoBの担当者に刺さる15字以内のキャッチコピーとして、5案出してください。」

    • 説明文を要約する:「次の説明文を、スライド1枚に収まるよう、40字以内の見出しと3点の箇条書きにしてください。」

    • 相手別に言い換える:「このサービス説明を、①経営層向け(コスト・効果重視)、②現場担当者向け(手間・使いやすさ重視)の2パターンに書き分けてください。」

    • 想定質問を洗い出す:「この資料を見た買い手から出そうな質問を10個挙げ、それぞれに簡潔な回答案を付けてください。」

    いずれも、出力の形式(字数・個数・観点)まで指定するのがコツです。曖昧に頼むと一般的な答えしか返りませんが、条件を絞るほど、そのまま使える精度になります。想定質問の洗い出しは、資料のFAQや反論対策にそのまま活かせます。


    5. AIで作った営業資料を「閲覧データ」で磨く

    AIで営業資料を効率的に作れるようになると、次の課題は「その資料が本当に効果があるか」です。速く作れても、伝わらなければ意味がありません。

    ここで重要なのが、作った資料がどう読まれたかを把握することです。紙やPDFでは、送った後どう見られたかが分かりません。しかし、資料をオンラインで共有し、誰がどのページをどれだけ見たかを可視化できれば、AIで作った資料を実データで改善できます。よく見られるページは強化し、離脱の多いページは作り直す——このサイクルで、資料は磨かれていきます。

    コレタの独自調査(BtoB購買の実態調査2026)では、78.0%の買い手が「資料があれば電話なしで検討を進められる」と回答しました。資料が営業の代わりに検討を進める以上、その資料が読まれているかを把握することは不可欠です。

    AI搭載のデジタルセールスルーム『コレタ for Sales』では、営業資料の閲覧行動を可視化し、買い手の購買サインをデータで捉えられます。AIで速く作り、データで磨く——このサイクルを1つのプラットフォームで回せます。資料作成の効率化を組織の成果につなげたい企業に向いています。→ コレタ for Sales の詳細はこちら

    資料の型化・標準化はセールスイネーブルメントの型化、見やすくするデザインは営業資料のデザインもあわせてご覧ください。


    まとめ

    • AIは営業資料の構成案・文章作成・言い換えなど「たたき台」の作成を高速化する

    • プロンプトでは「課題提起から始める」など構成の型を指定するのがコツ

    • 自社の強み・実際の事例の数字・顧客の生の声は、AIに作れない一次情報。人が載せる

    • AIが生成した数字や固有名詞は、必ず人が事実確認する

    • AIで速く作り、閲覧データで磨くサイクルが、資料を受注につなげる

    AIは、営業資料づくりの強力な相棒ですが、主役は自社の一次情報です。まずはAIで構成のたたき台を作り、そこに自社ならではの強みと実績を載せることから始めてみてください。→ コレタ for Sales の詳細はこちら

    個別の提案書の作り方は提案書の書き方、資料を配信するデジタルセールスルームの選び方はデジタルセールスルーム(DSR)とは?主要ツール比較をご覧ください。


    よくある質問(FAQ)

    Q1. 営業資料はAIで作れますか? A. 構成案の作成、文章の作成・要約、表現の言い換えなど、たたき台の作成はAIで効率化できます。ただし、AIだけで受注につながる資料は作れません。自社ならではの強みや実際の導入事例の数字といった一次情報はAIには作れないため、AIでたたき台を作り、そこに自社独自の情報を載せる分業が現実的です。

    Q2. 営業資料を作るAIのプロンプトのコツはありますか? A. 目的・想定読者・構成の型を具体的に指示することです。特に「課題提起から始めて、解決策→事例→料金の流れで」と構成の型を指定すると、機能の羅列ではなく受注につながる構成のたたき台が得られます。出力形式(見出しは40字以内、箇条書き3点など)まで指定すると、そのまま使いやすくなります。

    Q3. AIで作った営業資料に問題はありますか? A. AIは一般論しか書けず、内容がどこかで見たような資料になりがちです。また、生成された数字や固有名詞に事実誤りが含まれることがあります。そのため、自社の強み・実績・顧客の声といった一次情報は人が載せ、AIが出した事実情報は必ず人が確認することが必要です。

    Q4. ChatGPTで営業資料の構成は作れますか? A. 作れます。「〇〇というサービスのサービス紹介資料の構成案を、想定読者と構成の型を指定して」と依頼すると、各スライドのタイトルと要点をたたき台として出してくれます。ただし出てきた構成は一般的なものなので、自社の課題設定や強みに合わせて修正することが前提です。

    Q5. AIに任せてはいけない営業資料の部分はどこですか? A. 自社ならではの強み、実際の導入事例の数字、顧客の生の声の3つです。これらは一次情報であり、AIには作れません。むしろ営業資料で買い手が最も知りたいのが「あなたの会社だから得られる価値」であり、この部分こそ人が丁寧に作り込む必要があります。

    Q6. AIで作った営業資料の効果はどう高めればいいですか? A. 作った資料が「どう読まれたか」をデータで把握し、改善することです。オンラインで共有し、どのページがよく見られ、どこで離脱したかを可視化できれば、AIで作った資料を実データで磨けます。速く作るAIと、効果を測るデータを組み合わせることで、資料が継続的に受注につながるようになります。

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