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2026.09

営業資料のデザイン|見やすく伝わる資料のレイアウト・配色のコツ【テンプレ付き】

    営業資料のデザインとは、内容を正しく・速く・気持ちよく伝えるための、レイアウトや配色の設計です。結論から言えば、営業資料のデザインで大切なのは、見た目の華やかさではなく「読み手が迷わず理解できる」ことです。特にBtoBの営業資料は、商談に出た担当者から上司や他部署へと社内で回覧され、その場に営業の補足はありません。だからこそ、資料だけで完結して伝わるデザインが、受注を左右します。この記事では、見やすい営業資料のレイアウト・配色・図解のコツを解説します。

    この記事で分かることは次の3点です。

    • 見やすい営業資料のレイアウト・配色・フォントの基本ルール

    • 図解・グラフで直感的に伝えるコツ

    • デザイン以前に大切な「構成」と、組織で標準化する方法

    営業資料全体の作り方・種類は営業資料とは?種類・作り方、すぐ使える雛形は営業資料テンプレートで解説しています。


    1. なぜ営業資料はデザインで差がつくのか

    同じ内容でも、デザイン次第で伝わり方はまったく変わります。理由は、読み手が資料を「読む」のではなく「見て理解する」からです。ぎっしり文字が詰まった資料は、それだけで読む気を失わせます。

    特に重要なのが、BtoBの営業資料は社内で回覧されるという前提です。コレタの独自調査(BtoB購買の実態調査2026)では、64%の案件で4名以上が意思決定に関与していました。つまり、商談で会った1人だけでなく、会っていない複数の関係者が資料を見ます。その全員に、営業の説明なしで伝わる必要があります。見やすいデザインは、営業が同席しない場面での「伝わりやすさ」を担保する投資です。


    2. 見やすい営業資料のレイアウトの基本

    見やすいレイアウトには、共通する原則があります。

    • 1スライド1メッセージ:1枚に伝えたいことを1つに絞る。複数入れると焦点がぼやけます。

    • 結論を上に置く:各ページの一番上に要点を書き、読み飛ばしても伝わるようにします。

    • 余白を恐れない:詰め込まず、余白で情報を区切ると、視線が迷いません。

    • 要素を整列させる:文字や図の左端・上端を揃えるだけで、格段に整って見えます。

    • 視線の流れに沿う:人の視線は左上から右下へ動きます。その順に情報を配置します。

    最も効果が大きいのが1スライド1メッセージです。「この1枚で何を伝えたいか」を一言で言えないスライドは、要素を分割します。情報量を減らすことは、伝わる力を高めることです。


    3. 伝わる配色・フォントのルール

    配色とフォントは、少ないルールを徹底することが、洗練して見えるコツです。

    配色は3色以内に絞る

    • ベースカラー(白・薄いグレー):背景の大部分を占める色

    • メインカラー(企業のブランドカラー):見出しや強調に使う色

    • アクセントカラー(1色):最も伝えたい1点だけに使う色

    色を増やすほど、どこが重要か分からなくなります。基本は3色以内、強調色は1つに絞ります。

    フォントは読みやすさ優先

    • ゴシック体(メイリオ、游ゴシック、Noto Sans など)を基本にする

    • 1つの資料で使うフォントは1〜2種類に統一する

    • 文字サイズは、本文・見出し・注釈で3段階ほどに整理する

    装飾的なフォントは避け、投影しても遠くから読めるサイズを確保します。


    4. 図解・グラフで直感的に伝えるコツ

    文章で説明するより、図で見せたほうが速く伝わる情報は多くあります。

    • プロセスは矢印で:手順や流れは、箇条書きより矢印の図で示す。

    • 比較は表で:他社との違いや選択肢は、表にすると一目で分かる。

    • 数値はグラフで:成長率や割合は、数字の羅列よりグラフが直感的。

    • 関係性は図で:要素のつながりは、囲みと線の図で表す。

    ただし、図解も入れすぎると煩雑になります。「この情報は図と文章、どちらが速く伝わるか」を基準に選びます。導入事例の成果を数字で見せる、といった場面では、グラフが特に効果を発揮します。商談で相手の課題を引き出す方法は営業のヒアリングとは?聞くべき項目も参考になります。


    5. デザインの前に大切な「構成」

    ここまでデザインを解説してきましたが、最も重要なことをお伝えします。どれだけデザインを磨いても、構成(内容の順序)が悪ければ伝わりません。

    伝わる営業資料は、「課題提起→背景→解決策→根拠→次のアクション」の順で組み立てられています。最も多い失敗は、この課題提起を飛ばして、いきなり機能説明から始めることです。買い手は、自分の課題が言語化されていない資料には興味を持ちません。デザインは、正しい構成があってはじめて活きます。構成の作り方は営業資料とは?種類・作り方、商談プロセス全体の設計はBtoB営業の4フェーズで解説しています。個別の提案書の構成は提案書の書き方も参考になります。


    6. 営業資料のデザインを組織で標準化する

    営業資料のデザインは、個人のセンスに頼ると品質がばらつきます。強い営業組織は、デザインの型をテンプレート化し、誰が作っても一定以上の品質を保っています。

    具体的には、表紙・見出し・本文・図解の基本レイアウトをテンプレートとして用意し、配色・フォントのルールを定めます。これにより、営業担当者は中身の検討に集中でき、デザインで悩む時間をなくせます。すぐ使えるテンプレートは営業資料テンプレートにまとめています。こうした資料作成の標準化は、営業ノウハウ全体のセールスイネーブルメントの型化の一部です。

    そして、デザインを磨いた資料が実際に「どう読まれたか」まで把握できると、改善が加速します。AI搭載のデジタルセールスルーム『コレタ for Sales』では、営業資料をオンラインで共有し、誰がどのページをどれだけ見たかを可視化できます。よく見られるページのデザインを他にも展開し、離脱の多いページを作り直す——データに基づいてデザインを磨けます。→ コレタ for Sales の詳細はこちら


    7. やってしまいがちなNGデザイン

    逆に、次のようなデザインは、内容が良くても伝わりません。避けたいパターンを整理します。

    • 1枚に情報を詰め込みすぎる:伝えたいことが多すぎて、結局何も伝わらない。→ 1スライド1メッセージに分割する。

    • 文字が小さい・多い:本文が長文で、読む前に敬遠される。→ 要点を箇条書きにし、投影で読めるサイズにする。

    • 色を使いすぎる:どこが重要か分からず、安っぽく見える。→ 3色以内・強調1色に絞る。

    • 要素が揃っていない:微妙にずれた配置が、雑な印象を与える。→ 左端・上端を揃える。

    • アニメーションを多用する:動きが多く、内容に集中できない。→ 必要最小限にする。

    これらは、いずれも「作り手の自己満足」と「読み手の分かりやすさ」がずれたときに起きます。作った資料は、一度「はじめて見る人が3秒で要点を掴めるか」という目で見直すと、改善点が見つかります。


    まとめ

    • 営業資料のデザインは、華やかさより「読み手が迷わず理解できる」ことが目的

    • レイアウトの基本は、1スライド1メッセージ・結論先出し・余白・整列・視線の流れ

    • 配色は3色以内・強調1色、フォントはゴシック体で1〜2種類に統一する

    • 図解・グラフは「文章より速く伝わるか」を基準に使う

    • デザイン以前に構成が重要。テンプレート化とデータに基づく改善で、組織の品質を保つ

    営業資料のデザインは、才能ではなくルールです。まずは1スライド1メッセージと3色ルールから、自社の資料を見直してみてください。→ コレタ for Sales の詳細はこちら

    資料を配信・分析するデジタルセールスルームの選び方はデジタルセールスルーム(DSR)とは?主要ツール比較をご覧ください。


    よくある質問(FAQ)

    Q1. 営業資料のデザインで一番大切なことは何ですか? A. 「読み手が迷わず理解できること」です。見た目の華やかさより、1スライド1メッセージで要点を絞り、結論を上に置くことが重要です。特にBtoBの営業資料は社内で回覧され、営業の補足がない場面で読まれるため、資料だけで完結して伝わるデザインが求められます。

    Q2. 営業資料の配色は何色まで使っていいですか? A. 基本は3色以内に絞ります。背景のベースカラー、見出しや強調に使うメインカラー(ブランドカラー)、最も伝えたい1点だけに使うアクセントカラーの3つです。色を増やすほど、どこが重要か分からなくなります。強調色は1つに絞ると、伝えたいポイントが際立ちます。

    Q3. 営業資料に使うフォントのおすすめはありますか? A. メイリオ、游ゴシック、Noto Sansなどのゴシック体が、投影しても読みやすくおすすめです。1つの資料で使うフォントは1〜2種類に統一し、本文・見出し・注釈で文字サイズを3段階ほどに整理します。装飾的なフォントは可読性が下がるため、営業資料には向きません。

    Q4. 見やすい営業資料を作るコツはありますか? A. 1スライド1メッセージを守り、各ページの結論を上に置くことが基本です。加えて、余白を十分に取る、要素の左端・上端を揃える、視線の流れ(左上から右下)に沿って配置する、の3点で格段に見やすくなります。情報を詰め込まず、減らすことが、伝わる力を高めます。

    Q5. 図解やグラフはどう使えばいいですか? A. 「文章と図、どちらが速く伝わるか」を基準に選びます。手順や流れは矢印の図、他社比較は表、数値の推移や割合はグラフ、要素のつながりは囲みと線の図が効果的です。ただし入れすぎると煩雑になるため、本当に図が有効な情報だけに絞ります。

    Q6. 営業資料のデザインを組織で揃えるにはどうすればいいですか? A. 表紙・見出し・本文・図解の基本レイアウトをテンプレート化し、配色・フォントのルールを定めます。これにより、誰が作っても一定の品質を保て、営業担当者は中身の検討に集中できます。さらに、資料がどう読まれたかをデータで把握できると、良いデザインを組織に展開しやすくなります。

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