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2026.07

営業の生産性向上|「行動量を増やす」が逆効果になる理由と、正しい3つの打ち手  

    「もっと訪問しろ」「架電数を増やせ」——営業の生産性を上げようとして、こう指示していないでしょうか。

    それは、生産性を"下げる"打ち手です。

    生産性とは、成果 ÷ 投入時間です。行動量を増やすとは、分母(投入時間)を増やすこと。成果が同じまま分母が増えれば、生産性は下がります。

    そして今、行動量を増やしても成果は増えません。コレタの営業電話の実態調査では、約3人に2人(67.2%)が営業電話に出ない・折り返さないと回答しました。しかも出ない理由の1位は「内容に興味がない」ではなく、「知らない番号には基本的に出ない」(44.1%)です。

    架電数を2倍にしても、出ない人は出ません。 増えるのは、投入時間だけです。

    この記事でわかること:

    • 営業の生産性を下げる3つの罠

    • 生産性を上げる正しい3つの打ち手

    • 「見えない案件」に時間を使っていないか

    1. 営業の生産性を下げる3つの罠

    罠①:行動量を増やす

    前述のとおりです。当たらない行動を増やしても、投入時間が増えるだけです。

    これは根性論の問題ではありません。買い手の行動が変わったという事実の問題です。

    罠②:付帯業務を放置する

    営業の時間は、商談だけに使われているわけではありません。

    • 議事録の作成

    • SFAへの入力

    • 提案資料の作成

    • 商談前のリサーチ

    • 社内報告

    これらは1件も受注を生みません。 しかし、営業の時間の相当部分を占めています。

    罠③:勝てない案件に時間を使う

    最も見えにくい罠です。

    91%の買い手が商談後に社内で動いていますが、その約7割は営業に届いていません。 つまり営業は、その案件が生きているのか死んでいるのかを知らないまま、追いかけ続けています。

    • とっくに検討が止まっている案件に、電話をかけ続ける

    • 逆に、社内で真剣に検討されている案件を「反応がない」と諦める

    時間の配分そのものが、間違っているのです。

    2. 打ち手①:付帯業務を自動化する(分母を減らす)

    生産性の分母(投入時間)を減らす、最も確実な方法です。

    付帯業務

    自動化の方法

    効果

    議事録作成

    商談の自動録画・AI要約

    1商談あたり30〜60分の削減

    SFA入力

    商談データの自動連携

    入力工数がほぼゼロに

    提案資料作成

    テンプレート化・AI生成

    準備時間の短縮

    商談前リサーチ

    AIによる自動収集

    準備時間の短縮

    重要なのは、「営業に頑張らせない」ことです。 入力を徹底させるのではなく、入力しなくてもデータが貯まる状態を作ります。

    営業自動化とは?セールスオートメーションの始め方・ツール・事例SFAが定着しない5つの理由AI営業とは?活用シーン・おすすめツール比較

    3. 打ち手②:当たらない行動をやめる(ムダを削る)

    「いきなりの電話」をやめる

    67.2%が出ません。 出ない理由の1位は「知らない番号だから」。トークを磨いても、土俵に乗れていません。

    一方で、買い手は接触を拒絶しているわけではありません。

    • 78.0%が「詳細な資料やデモ動画があれば、電話なしでも検討を進められる」

    • 希望する接点はメール41.6%/オンライン資料・動画38.0%

    • 92.2%が「買い手主導の接点」を希望

    買い手が望む接点で、買い手のタイミングで検討できる状態を作る。 これが最も生産性の高いアプローチです。

    新規開拓の方法7選|3人に2人が電話に出ない時代の正しいアプローチ

    「説明」の時間を減らす

    63.3%の買い手が、初回商談で「すでに知っている内容が多い」と感じています。 そして購買判断で営業の説明を最も参考にしたと答えたのは、わずか11.1%(9項目中最下位)でした。

    説明に使っている時間は、ほぼ価値を生んでいません。 資料や動画で先に渡し、商談は「整理」に使ってください。買い手が営業に求める価値の1位は「自社に合う/合わないの整理」(50.0%)です。

    営業のヒアリングとは?聞くべき項目とヒアリングシートの作り方

    4. 打ち手③:勝てる案件に時間を集中する(分子を増やす)

    「見えない案件」に時間を使わない

    生産性向上の本丸はここです。

    営業の時間は有限です。 問題は、その時間がどの案件に使われているかです。

    • 検討が止まっている案件を追いかける → 時間のムダ

    • 社内で真剣に検討されている案件を見逃す → 機会の損失

    そして営業は、どちらがどちらか分かっていません。

    行動データで案件を選別する

    提案資料をデジタルセールスルーム(DSR)で共有すれば、

    データ

    判断

    決裁者クラスが閲覧している

    今すぐ動く。最優先

    新しい閲覧者が現れた

    社内共有された。フォローのタイミング

    提案後、一度も開かれていない

    検討は止まっている。追いかけても意味がない

    時間を、勝てる案件に集中できます。 これは行動量を増やすよりも、はるかに大きく生産性を上げます。

    このような「時間の使い先をデータで決める」仕組みを提供するのが、AI搭載のデジタルセールスルーム「コレタ for Sales」です。付帯業務の自動化と案件の選別を、同時に実現します。

    受注予測が当たらない理由|フォーキャスト精度を上げる方法

    5. 少人数でも成果を出すために

    人員を増やせない組織ほど、生産性が生命線です。営業リソースが慢性的に不足しているなら、採用の前に、時間の使い方を見直してください。

    営業リソース不足の解決策——人を増やす前に見直すべき仕組み

    優先順位はこうです。

    1. 付帯業務を自動化する(今すぐできる。効果が最も速い)

    2. 当たらない行動をやめる(架電中心から非同期中心へ)

    3. 勝てる案件に集中する(行動データで選別する)

    マネージャーの役割については営業マネジメントとは?マネージャーの4つの仕事で解説しています。

    6. まとめ

    • 生産性は 成果 ÷ 投入時間行動量を増やすのは分母を増やす行為であり、生産性を下げる

    • 67.2%が営業電話に出ない(理由1位は「知らない番号だから」44.1%)。架電を増やしても成果は増えない

    • 生産性を下げる3つの罠:①行動量を増やす②付帯業務を放置する勝てない案件に時間を使う

    • 打ち手①:付帯業務を自動化(議事録・SFA入力・資料作成・リサーチ)=分母を減らす

    • 打ち手②:当たらない行動をやめる(いきなりの電話・不要な説明)=ムダを削る

    • 打ち手③:勝てる案件に集中(行動データで選別)=分子を増やす

    生産性向上とは、もっと働くことではありません。働く先を、正しく選ぶことです。

    営業マネジメント全体(マネージャーの4つの仕事)は、営業マネジメントとは?マネージャーの4つの仕事と、成果が出るチームの作り方で解説しています。

    よくある質問(FAQ)

    Q1. 営業の生産性を上げるにはどうすればいいですか?

    A: ①付帯業務の自動化(議事録・SFA入力・資料作成)②当たらない行動をやめる(いきなりの電話・不要な説明)③勝てる案件に時間を集中する、の3つです。行動量を増やすのは投入時間を増やす行為であり、生産性はむしろ下がります。

    Q2. 架電数を増やせば成果は上がりますか?

    A: 上がりません。調査では67.2%の買い手が営業電話に出ず、出ない理由の1位は「知らない番号には基本的に出ない」(44.1%)でした。架電数を2倍にしても出ない人は出ません。増えるのは投入時間だけです。

    Q3. 営業の時間はどこに奪われていますか?

    A: 議事録作成、SFA入力、提案資料作成、商談前リサーチ、社内報告などの付帯業務です。これらは1件も受注を生みませんが、営業の時間の相当部分を占めています。自動化によって、1商談あたり30〜60分の削減が可能です。

    Q4. どの案件に時間を使うべきか、どう判断すればいいですか?

    A: 顧客の行動データで判断してください。「決裁者クラスが閲覧している=最優先」「提案後に一度も開かれていない=検討は止まっている」というように、資料の閲覧状況を見れば、追うべき案件が分かります。営業の感触ではなく事実で選別してください。

    Q5. 人員を増やせません。どうすればいいですか?

    A: 採用の前に、時間の使い方を見直してください。優先順位は①付帯業務の自動化(最も速く効く)②当たらない行動をやめる③勝てる案件に集中する、です。少人数の組織ほど、生産性が生命線になります。


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    コレタ for Salesは、商談の自動要約で付帯業務を削減し、資料の閲覧ログで追うべき案件を可視化するAI搭載のデジタルセールスルームです。少人数でも成果が出る営業へ。

    最終更新: 2026年6月 | デジタルセールスナビ編集部

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